プレイボーイとのラブバトル?
「あたし...何でもできるよ?
誠司のためなら。尽くすよ?誠司のために。
誠司手にいれるためだったら...。」
千夏はブレザーのポケットから
写真を1枚取り出した。
「っっ!?」
それは...美鈴の中学時代の写真。
数ヶ月前俺が見せられた写真だった。
「うちの学校こういうの
許さないんじゃない?」
「...過去は過去だろ。」
「でも過去があるから現在があるよ。
過去があるから未来もある。
違う?」
千夏は勝ったような顔で俺を見て
クスクス笑う。
この女はどこまで性格が悪いんだ...。
「...これ以上どうすれっていうんだよ?」
「寄り戻したことにしよ。あたしたち。」
「はあ!?」
千夏の言う意味が分からなくて俺は
思わず大声になってしまった。
「先生達に見つかるよー。」
さっきまで泣いていた千夏なのに
すっかりいつものような顔に
戻っている。
「あ、さっきの嘘泣きね?涙なんて
簡単にでちゃうんだから。もしかして
誠司騙されてた?」
「っっ.....。」
「で、この学校ってさー。掲示物見る人
多いじゃん?掲示板にこの写真
張ったらやばいよねー。」
「はあ!?」
「あたしね、1年から3年までのあど
結構持っているのー。回したりしたら
やばいよねー。」
「...やめろよ。」
「あんたにできることはこれくらい。」
急に千夏の声が低くなった。