プレイボーイとのラブバトル?
「誠司は黒澤美鈴ちゃんを
守りたいんでしょー?だったら
あたしと付き合いなよ。」
「.....。」
「それがあんたが美鈴につくせる
精一杯のことだと思うけどねー。」
千夏は美鈴の写真を仰いでいる。
「よこせ.....よ。」
「...何をよ?」
「お前ともう一度付き合うフリを
してやる。でも最初から愛はねえから。
そして...その写真を俺によこせ。」
「...分かった。」
千夏はすんなりと俺に美鈴の
写真を渡した。
俺はそれを受け取って昔の
美鈴を眺めた。
「でもさ、あたしだって付き合って
もらえるだけじゃ足りないよ。」
は...?
「3つ条件だす。1つ目はあたしと
付き合うってことだけど
2つ目は─...みんなの前で
ほんとにあたしを大事に思うようにして。」
「何で俺が「だったらいますぐみんなに
この写メ送る!」
「っっ...分かった。」
また...千夏にハメられていく。
「3つ目はね─...誠司の携帯の中から
黒澤美鈴のアドを全部消して。
黒澤美鈴の写真とかさ。全部消してよ。」
「はあ!?なんでそこまで
しなきゃ「怪しまれるよー?」
は...?
「知ってるの。誠司の携帯の待ちうけ。
いつまで元彼引きずっちゃってるのかって
思われちゃうよー?」
千夏は俺のブレザーから勝手に携帯を
取り出して開いた。
そこにはにっこり笑う俺と美鈴の
プリクラ。どうしても
プリクラを撮りたいって
美鈴が騒いで撮った。