プレイボーイとのラブバトル?

「...なんで...そこまで...
お前に壊されなきゃいけねえ?」

「あたしも壊された。この女に。」

千夏は携帯の裏に貼ってある
もう1枚のプリクラをはがした。

「っ!?勝手に何すんだよっ!?」

「誠司ってさ、しつこいよねー。
きっともうこの女は
誠司のことなんて好きじゃ
ないと思うよ。こんなことしてるって
知ったらどう思うかなー...。」

千夏は俺と美鈴のプリクラを
俺たちが離れるようにやぶった。

ソレをみて俺の力がだんだん
抜けていく─...。


「大丈夫。あたしがずっとそばに
いてあげるから。ね♪」

そしてそのまま俺と千夏の
唇がゆっくり重なっていった。

どんどんカラダが熱くなっていく。


久しぶりに愛のないキスをした。

いままでは普通にできた。
キスなんてただ唇を重ねるだけだって
思ってた。

でも美鈴と出会って思った。
キスはほんとに好きな奴としか
してはいけないって─...。

けど...俺たちはもう終わった。
苦い過去に書き換えられた。

だから─.....
俺ももう忘れる。



千夏と唇が離れて俺からまた
千夏にキスをした。

「ん...誠...司っ...。」

千夏は最初は驚いていたが俺が
何度も何度もキスをして
千夏は俺に答えていった。
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