プレイボーイとのラブバトル?

美鈴Side

「栗原先輩と千夏ちゃんより
戻したんだってー。」

校門で萌華ちゃんたちを待っていると
その言葉がわたしの心に
ささった。

別れたって...聞いたばっかなのに。
勇気だして...今日
涼夜に会いに行こうと
思ったのに─...。

なん.....だ。
やっぱ誠司は...そういう人なんだ...。
誰でもよかったんだ...
私は...ただのおもちゃだったんだ。

「美鈴先輩.....?」

振り向くと萌華ちゃんがいた。

「泣いている...んですか?」

「ちっ違うよ。颯真くんは...?」

萌華ちゃんの後ろを覗きこんだけど
颯真くんの姿はない。

「あ─...。ちょっと...いまは
お取り込み中なんで...
先帰っててって言われて...。」

「そっか。」

颯真くんもかっこいいから
きっと告白だろうなー。

年下だけど私もドキドキするもん。
優しいし─...。


「美鈴先輩。最近できたオシャレな
カフェしっているんでいきません?」

「え─...?うん。」
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