プレイボーイとのラブバトル?

「こんな写真...何で持ってるの?
何で見せるの?私...物じゃないよ?
ほしかったら...ここまでするの?
今の涼夜はもう大ッ嫌い。
昔の涼夜は...こんな卑怯なマネ
しなかったよ.....。」

「...そうだな。」

え...?

涼夜は笑い出した。

「俺...最低だな...。美鈴の幸せ...
ちゃんと考えてなかった。」

涼夜...?

「俺しか幸せにできねえって勘違いして
...美鈴を束縛していた。...ごめん。」

「涼...夜。」

「この写真...悪かった。美鈴が幸せに
なれると思う道に進め。終わりにしよう。
俺たち.....。」

「...ごめんね。ごめんね...私も...
涼夜のこと...利用してた...。」

「いいんだ。少しだったけど美鈴と
またこうしていれて嬉しかった。」

涼夜はわたしのことをぎゅっと
抱きしめた。

「また何かあったら...いつでも
頼っていいんだからな?
泣く時は...ここにこいよ?
みんな...昔の仲間はここに
いるからさ?」

「うん...ごめん...ごめんなさい。」

傷つけない別れ方は...
できない。
私は不器用で子供だから─...。

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