プレイボーイとのラブバトル?
「涼夜、やめてっ!やめてっ!
分かった...分かったから...
ごめんなさい.....。」
私はその場に座り込んだ。
それと同時に男達は顔を見合わせて
にやりと笑った。
「じゃ、そういうことなら...。」
男は、涼夜を押して
私のことを抱き上げた。
体が震えてきた。
「やめろっ!」
涼夜は、手首を掴まれていて
じたばたしている。
私は、大粒の涙が流れてきた。
このまま...どうなっちゃうの?
その不安で...罪悪感で...
胸が痛かった。
「美...鈴。」
「何をしているんだっ!」
後ろから声が聞こえて見ると
パトカーが2台止まっていた。
「やべっ!」
急に私は地面に足を着かされて
見ると私の周りには涼夜と
警察しかいなかった。
「大丈夫かっ!?」
私の制服をちらっとみてから
警察が私に近づいてきた。
「大...丈─」
続きが言えなかった。
だって私はその場に倒れこんで
しまったから─。
視界が...真っ暗になって...
意識が遠く...なっていく。