プレイボーイとのラブバトル?

「涼夜、やめてっ!やめてっ!
分かった...分かったから...
ごめんなさい.....。」

私はその場に座り込んだ。
それと同時に男達は顔を見合わせて
にやりと笑った。

「じゃ、そういうことなら...。」

男は、涼夜を押して
私のことを抱き上げた。

体が震えてきた。

「やめろっ!」

涼夜は、手首を掴まれていて
じたばたしている。

私は、大粒の涙が流れてきた。

このまま...どうなっちゃうの?

その不安で...罪悪感で...
胸が痛かった。

「美...鈴。」

「何をしているんだっ!」

後ろから声が聞こえて見ると
パトカーが2台止まっていた。

「やべっ!」

急に私は地面に足を着かされて
見ると私の周りには涼夜と
警察しかいなかった。

「大丈夫かっ!?」

私の制服をちらっとみてから
警察が私に近づいてきた。

「大...丈─」

続きが言えなかった。

だって私はその場に倒れこんで
しまったから─。

視界が...真っ暗になって...
意識が遠く...なっていく。

< 322 / 356 >

この作品をシェア

pagetop