プレイボーイとのラブバトル?

「ああっ!美鈴ちゃんおはよっ!」

美鈴がチャイムがなって2~3分してから
教室に入ってきた。

それをみたクラスメイトたちは
すぐに美鈴にかけよった。

「ねえ、美鈴ちゃん昨日何してたの?」
「何かあった...?」

野次馬ばかりでいっぱい。

俺はそんなのを気にしないで1人で
席に座ったまま本を開いた。

担任早くこいよ...。

「きゃあっ!?」

急にクラス中が騒ぎ出した。

見ると美鈴の姿が全く見えない。
全員の視線は床─...。
それをたどってみると
美鈴が倒れていた。

「美鈴っ!?」

俺は夢中で美鈴に駆け寄った。

「おい、しっかりしろよ。」
「誰か先生呼んできてよー。」

美鈴の顔が青白くなっている。
すごく体が冷たい─...。

「美鈴!しっかりしろって!」

俺は何度も美鈴の体をゆすった。

「邪魔っ!」

「わっ。」

後ろから鈴木に押されて見ると
美鈴の姿がない。

美鈴は担任に運ばれていった。

その後を急ぎ足で鈴木は
追っていった。

『.....。』

教室は重い空気に包まれた。
みんな黙ったまま俺を見ている。

「何ー...?あれ。別れたんでしょ?」

誰かが小声でそう言った。

「っっ...。」

俺が立ち上がるとクラスメイトが
少し体をビクッとさせた。
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