プレイボーイとのラブバトル?

気づいたら涙が溢れていた。

「だってえー.....。」

こんなの悪いよ。

「返されてもこんなもの困るから。
だから...俺のそばにいてください。
これからもずっとずっと─...。」

「ばか...意味分かって
言ってるの?」

「うん。死ぬまで一緒ってこと。
でもこれ以上は言えねえや。
ちゃんと一人前の大人の男になってから
美鈴のこと迎えに行く。」

「っっ...///」

「バラの花束持って迎えに行くよ。」

「バラは100本じゃなきゃ
一緒に行かないから。」

「じゃあ、バラ200本持って迎えに
いっちゃだめ?」

「だめ。100本じゃなきゃだめなの。」

「ふっ.....。」

そしてそのままキスをした。

「ん...誠司。お店ってここ
誠司のお父さんの?」

「ああ。んで、今は貸切。」

「ええっ!?いいのっ?そんな事。」

「...健也に店貸切で一緒に行った事
あるだろ?」

誠司の顔色が一気に変わった。

「え?まあ...うん。」

そんな事があったような...。

「だから俺も貸切にした。こんな
ちっちぇえ店だったら健也には
全然かないもしねえけど。」

「...私は、小さいお店の方がいいな。」

「何で?」

「だって...小さいお店の方が誠司の
声が響くもん。」

言っている自分が恥ずかしい。

「ばーか。」

誠司は私の髪をくしゃくしゃにして
撫でた。
< 337 / 356 >

この作品をシェア

pagetop