Love
タイトル未編集


「ついた!!」



5年前に私はこの町を引っ越したのだが
父の都合上戻って来ることになった。

家は前に住んでいた所と同じ。
町の景色も変わっていなかった。
昔に戻ったような気分だった。



「うわぁ〜埃凄いねぇ」

母はそういいながら部屋を掃除しはじめた。
父も無言で手伝っている。

「ちょっとぉ〜?真桜??こっちきて手伝ってよー」

「後でするから!ちょっと散歩してきていい?」

「ちゃんとするのよ?気をつけていくのよー」

「はぁい」


私は家を出るなり
「あの場所」へと向かった。



そこへ近づくにつれ私の胸の鼓動は強まるばかり。


15分くらいすると「あの場所」がみえてくる。


そこには
男の子が2人と女の子1人が立っていた。

私はすぐさま駆け寄る。


「久しぶり!!」

「おー!きたきたぁ。元気しとったか?」

「真桜ー!!!!!会いたかったよ〜」

「久しぶり。」


この人達は
私の幼なじみ。
帰ってくることをみんなにしらせていたんだ。


頭よくて、みんなのリーダーだった…島谷 直希。

かわいくて天然で、ピアノがとても上手だった…野口 芽依。

いたずら大好きで、がき大将だった…山神 涼。

涼の世話係だった私は…仲元 真桜。


そして「あの場所」とはこの4人でドロドロになるまで遊んだ朝日公園。



直希も涼も背伸びたなぁ…
かっこよくなってるし。
芽依なんか可愛すぎっ。

「みんな変わんないけど変わったね。」

「なんだよ〜それ?」

「真桜はいっこも変わってねーじゃん。」

「あんたはまだしつけがたりんのかっ!!!!」

「真桜は涼の世話係だったもんねぇ」

「はぁ??頼んだ記憶ねーよ」


久しぶりにした会話が凄く楽しくて…それに中身はほんっとにそのまんまで
凄くおもしろかった。


会話が途切れることはなかった。




日が暮れてきて
みんなとバイバイし
涼と家へ向かった。


涼は私ん家のお隣りさん。

家族ぐるみの仲なんだ。




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