甘えん坊な先輩♡
運命の出会い。。。
あたしは向井彩音。
桜ヶ丘高校1年生。
特別可愛いわけでもなく頭がいいわけでもない。
ちょっと体が弱いってだけ。

今日もいつもの通り熱を出して保健室で寝ている。

いつもと違ったのは・・・。




「向井、頭でも痛いのか」

「まあ・・・。」

「保健室で寝て来い。寝てたら少しでも良くなるだろ」

あたしの担任は田中。
普通の40代のおっさん。

「はぁい・・・。」


ガラガラ・・・。

「あら彩音ちゃん、また体調悪いの?」

この人はこの学校の養護教諭、桜庭美和子先生。
信頼できる優しい先生。

「うん。」

「今から出張で・・・。」

「そうなんだ・・・。」

「あ、そうだ。桐谷君にお願いしようかな」

「桐谷君?」

「俺・・・?」

「桐谷君、悪いんだけど今日だけお願いできないかしら?」

「なんで俺なんだよ」

「授業サボってこんなところにいるのが悪いんでしょ」

「はいはい。分かりました。」

という感じであいつが美和子先生の代わりになることになった。
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