甘えん坊な先輩♡

急接近!?


あれから先輩とは会っていない。

あたしはだるくて机で寝ていた。

「彩音」

「ん・・・。」

「起きろって」

「先輩!?なんで?」

「もう放課後だよ?」

「そんなに寝てたのか・・・。」

「こんなとこで寝るなら保健室行けばよかったのに」

「だって今日の保健室、女子でいっぱいだったじゃないですか!」

「・・・。」

「桐谷先輩ってやっぱりモテるんですね!」

「そうかな」

「あたしなんか全然モテないし・・・。桐谷先輩と大違い」

「あたし帰りますね。」


「送る」

「大丈夫です!」

「変質者に襲われるか俺に送ってもらうかどっちがいい?」

「先輩に送ってもらいます・・・。」

「最初からそういえばいいのにな」

「・・・。」


学校から出て家へと歩き出した。

「なあ」

「はい?」

「お前って永遠とか信じるタイプ?」

「いきなりなんですか」

「俺は信じるかな」

「あたしは信じません。永遠なんてあるわけないですから・・・」

彩音は悲しそうな顔をした。

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