初恋は夢の中
先生と迎えた、初めての朝…



ただただ、抱き合いながら寝た。


先生はキス以上のコトは、結婚するまではしないと言った。


私も、キス以上のコトは想像がつかず、先生が言うならと納得した。


私はただ、ソバに居れればそれだけで、良かった。

それだけで、幸せだった…。



先生は、学校があるからと言って出掛け、私に合い鍵をくれた。

私は、短大の準備などをしておきたかったので、一緒に家を出る事にした。



別れ際先生に、
行ってらっしゃい!
の、キスをした。



「よしなさい…」
そう言って、先生は少し照れて、周りを気にしながら歩き出した。

そして振り向かずに、私に手を振った。



先生の姿が見えなくなるまで、私は見送った。



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