初恋は夢の中
ほろ酔い気分で、家に着いた。



リビングで先生は、コーヒーを入れる。



私は、指輪を眺めながら、ずっと考えていた。

出掛ける時に、つけるとは言ったものの…
先生から貰った指輪…
肌身離さず大切に、いつも持っていたい…




…… そうだ ……
私は、思い付いた。


早速、私は部屋に行き、ネックレスのチェーンを探した。


… あった! …

チェーンを取り、指輪を通し首に掛けた。


着物の襟元から、指輪を見えるように、少し着崩し、鏡でチェックをする。



… これでよし!先生、気付くかな? …



そう思いながら、リビングに戻った。



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