初恋は夢の中
何時もと変わらない、先生の笑顔…


二人で遅い、夕飯…

あぁ…
どうしよう…
なんで、合コンの約束しちゃったんだ…
わたし…



「美和子…?」
ふと、先生が名前を呼んだ。

「んん?」

「美和子?どうした?何か、悩み事か?」

「んー。… … …。」
緊張して、上手く言葉が出ない…

「あ、あの、あのねぇ…。」

「どうした?」
不安そうな、先生の瞳…

「えーとぉ… あのぅ… でねぇ… 今度のにち… あっ!違った… 今度の土曜日、なんだけどぉ…… 。」

「土曜日が、どうかしたか?」

「ど、土曜日に、の、飲み会…… いやっ、飲み会じゃなくってぇ、友達がどぉーしてもって言うから… そのぉ… ごう…コン… 行ってきても… そのぉ… 行っていい?」
私は全身に汗を掻きながら、シドロモドロになって言った。



先生は、不思議そうに
「ドコに行くって…?」
と聞き直した。



私は、また汗をかいた…



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