初恋は夢の中
お店はとても雰囲気が良く、落ち着いた感じだった。


予約しておいた名前を言うと、個室に案内された。



中に入ると、公務員らしくスーツで並んで座っていた。


男性陣の緊張している姿に、私は少し笑ってしまった。

= イケナイ、イケナイ =


男性陣の幹事らしき山田さんが仕切り、飲み物など注文する。


飲み物が揃い、みんなで『乾杯!』をする。


そして一人づつ自己紹介をし、少しずつ場も和み、暫くしてから席を移動した。


男性陣はお気に入りの人の横に座り、積極的に話しをしていた。


真理には、幹事の山田さん。

桃子には、優しそうな26歳の安部さん。

夏香には、長身で話の楽しい27歳の伊藤さん。

そして、私は一番年上でクールな吉田さん。


一次会は、あっという間の2時間だった。



私達は、そのまま二次会に流れた。

場所は近くにある、カラオケ屋に決まった。



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