初恋は夢の中
進藤先生の家に来てから、もう既に11時を過ぎていた。


「もう、こんな時間か…。ついつい、長居をしてしまったな。そろそろ帰ろう、美和子。」

「そうだね…」

私達は、立ち上がった。

「どうせ明日は休みだし、良いじゃないですか、まだ?」
進藤先生が、まぁまぁと帰るのを止めた。


「そうだけど、桃子が半分寝ちゃってるよ!寝かした方が良いんじゃない?」

「えっ?あぁー、本当だ…。」
進藤先生は、スイマセン…と、謝った。


そしてパーティーは、お開きになった。





私達は、ちょうど通ったタクシーを拾い、家路に着いた。



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