初恋は夢の中
―― 披露宴終了 ――


無事に、披露宴が終わった…。



桃子以外、皆、ヘトヘトだった。


桃子は今日のお礼に、食事を用意してあるから、食べてってほしいと手伝ってくれた人達、皆を招待した。


私達は、お腹が空いている事に気付いた。

お式から、何も口にしていなかったのだ…


お手伝いした人達全てが、お食事会に参加した。


みんなも疲れていたが、空腹には勝てなかった…



桃子以外は、みんな無言で食べていた。


食べて、食べて、飲んで、飲んで、また食べて…



料理を運ぶ、ウェイターやウェイトレスが、目を真ん丸にして驚いていた。


一体、結婚式で何が合ったの?と言わんばかりだった…



そんな事も構わずに、来た料理、来た料理、凄い勢いで平らげていった…



「あーっ!お腹一杯っ!」
真理が、お腹を擦り叫んだ…


同じ様に、皆が口々に言った。



気付くと、桃子のお父さんがすっきりした顔で、参加していた…。

いつ来たのか、気付かなかった…


一番最初に会った時は、あんなキャラじゃなかったのに…。



私も、まだまだだな…


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