アリスの扉

ちょっとさかのぼって

私の名前?
今ちょっと急いでるのよ、だから、少し待ってて!

私が急いでる理由?
そーだね、それくらい教えてあげないとね!
それはね、少しさかのぼった頃。

〜1時間前〜


「アリスー、アリスいるんでしょ?
返事してー!」

「なーに、お姉様?」

木の影から現れたアリスは、誰もが目を見張るほど、ガラス細工のように繊細で美しく、好奇心に満ち溢れた笑顔だった。

「さあ、もう帰りましょ?
お父様が、待っているわ!」

「でも私、もう少しここにいたいわ」

「でも、お父様も待っているのよ?
お待たせしては、悪いわ!」

「どうせ、帰ったらお見合いさせられるだけでしょう?」

「お父様は、あなたの為を思ってしてくださっているのよ!
とりあえず、帰りましょう?」

「わかったわ。
でも、お見合いはお断りよ‼」

「でも、顔はだすのよ‼
相手の方に失礼だから!」

「…わかったわ。」
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それであーなっちゃったってわけ!
でも、みんな絶対にお父様に、私の居場所言っちゃダメよ!
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