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「瀬夢ー!ノート見して?」


「瀬夢、お金貸して?」





あたしって、あなた達の…何?






―――――――――





「瀬夢っばいばーいっ!」



瀬「ばいばーい…」




1人きりになった教室。



大きな溜め息を着いた。





桜井 瀬夢。


お母さんがつけたというこの名前が大っ嫌いだった。





鞄を持って教室を出ると、ゆっくりと歩き出した。





学校なんか、楽しくない。












瀬「ただいま」


叔「あら、おかえり!
お手紙来てたわよ?」



家に帰ると叔母さんが迎えてくれた。




瀬「ありがとうございます!」



手紙を受けとると名無し。






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