シュウ教授の怪しい研究室
先ほど怪しいお茶を飲み始めてから
体の変化が更に悪化してきたような気がする
瞼も重たくなってきたし、動悸息切れが激しくなってきた
ヤバい……
このまま私殺されるかも
まだまともな恋愛だってしてないし
ましてや恋ときめくような池様に出逢ってないのにっ!
まだセブンティーンの若さで死にたくないよーー!!
「あの、私…帰ります……っ」
一気に恐怖感が襲ってきて、ここにいたら間違いなく危ないと危険を察知した私は
ソファーからゆっくりと立ち上がろうしたが――!
ガクッと足から崩れ、自分の意思とは無関係に体が動かないのだ
「何で……っ!?」
「一号の体は完全麻痺しています。意思の疎通が出来ないのは自律神経が脳の電波信号を制御しているからなのですよ」
フフフと眼鏡のレンズをキラリと光らせながら
難しい言葉を平然と使って喋る教授
しかし、今の私はそんな言葉を理解出来るほどの力もなく(たぶん普通にしていてもムリだけど)
朦朧とする意識の中、目の前に立つ教授を見つめる事しか出来ない
「回復したいですか?今の状況から」