シュウ教授の怪しい研究室
あいほーん57S
四月になって、私も無事高校二年生に
「うぃ〜今年も頼むぜぃ」
そう言って新しくなった教室にいた私に声をかけたのは由香里だ
「今年度もお世話になりますです」
「へいへい、お世話しますです。はい」
冗談言い合いながら頭を下げる私達に近寄ってくる黒い影……!
「おいコラ!」
「――ぐおぅっ!」
背後から腕で首を絞められありえない声が思わず出た
「ちょい面貸せ」
ギラリと鋭い眼孔で私を見下ろすのは学校一の暴れ馬、海翔だ
「由香里ぃぃい〜」
「生きて帰ってこいよ〜」
歩く海翔にそのままズリズリと体こど引きずられ
腕を伸ばし助けを求める私に、由香里が白いハンカチを振りながらハハハと笑って見送った
「つーか、お前まだあのバイトしてんのかよ」
たくさんの生徒で賑わう廊下で
少し声を潜めながら話す海翔
「またそれ?って海翔に関係ないじゃん」
「関係ねーって事ねぇだろうが、よっ!!」
「――いでっ!」
不満げに軽くあしらうと
海翔から頭突きのプレゼント
「とにかく石頭にぐだぐた言われる筋合いないから!」
「うぃ〜今年も頼むぜぃ」
そう言って新しくなった教室にいた私に声をかけたのは由香里だ
「今年度もお世話になりますです」
「へいへい、お世話しますです。はい」
冗談言い合いながら頭を下げる私達に近寄ってくる黒い影……!
「おいコラ!」
「――ぐおぅっ!」
背後から腕で首を絞められありえない声が思わず出た
「ちょい面貸せ」
ギラリと鋭い眼孔で私を見下ろすのは学校一の暴れ馬、海翔だ
「由香里ぃぃい〜」
「生きて帰ってこいよ〜」
歩く海翔にそのままズリズリと体こど引きずられ
腕を伸ばし助けを求める私に、由香里が白いハンカチを振りながらハハハと笑って見送った
「つーか、お前まだあのバイトしてんのかよ」
たくさんの生徒で賑わう廊下で
少し声を潜めながら話す海翔
「またそれ?って海翔に関係ないじゃん」
「関係ねーって事ねぇだろうが、よっ!!」
「――いでっ!」
不満げに軽くあしらうと
海翔から頭突きのプレゼント
「とにかく石頭にぐだぐた言われる筋合いないから!」