シュウ教授の怪しい研究室
私は早速スープを一口……
――こっ!これは!!
鶏ガラと豚骨を主体とした野獣系スープと
さんま干し、鰹節、ししゃもの煮干しで出る魚介系スープのダブルスープじゃないかっ!!
私は一瞬でこのなんたら桃スペの虜になってしまい
あっという間にペロリとラーメンを食べきってしまった
「やるねぇお嬢ちゃん」
私のたべっぷりに
マスターが腕を組んでニヤリと笑ってくれる
「この野菜全部乗せ、安土桃山時代スペシャルを女性で食べきった方を初めて見ました!……勉強になります!!」
私よりはるか先に食べ終えた教授がどこからかペンとメモ帳を取り出し、走り書きをする
「今日からお嬢ちゃんも我が源チャンラーメンの仲間だ!さぁみんなでどあげしようじゃねぇか!」
・・・ん?なんだ?
この展開は
「やりましたね一号!マスターのお気に入りになればもうこの先怖いもの無しです!」
教授が半ベソかいて
満面の笑みで私を祝福してくれる
「え??どういう……きゃっ!!」
全く展開が読めない私を
店内にいた客がいきなり外へと連れ出した