シュウ教授の怪しい研究室

「その…、だから、その…チョコレートは私が食べるべきであって……////」


ボソッと言った私の呟きにだって…。と一号が反発してきました


「教授は甘いもの嫌いだからみんな、配っちゃうって……」

「――それとこれとは別です」



サササッとテーブルの前に正座で座る私


そして一号の持っていた五百円玉ぐらいの小さなチョコレートを奪い取りました



「くっ……」


――頑張れ私…頑張る私!!


チョコレートを目の前にして思わず息を飲みます


過去にトラウマがあり甘いものが一切苦手になってしまった私……



しかし一号がせっかく私の為にと作ってくれたのです

その気持ちと要望に是非とも応えてあげたい!!




「あの、教授?無理して食べなくても……」

「男に二言はありません!頑張れ頑張る頑張れ頑張る……」



若干心配そうな一号を横目に
心臓バクバク冷や汗ダラダラの中、私は意を決して
チョコレートをひとかじり!




(☆д☆ )オォォォオ!!





口どけクリーミィィ!

味わいは深い深海を泳ぐShinkaigyo!!



バタンッ!

「――教授!」


全身が糖分拒否反応を起こし

石膏のように固まった私はそのまま後ろに倒れてしまいました
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