シュウ教授の怪しい研究室

「学生の時、バレンタインのチョコレートを食べ過ぎて窒息死しそうになってから、甘いもの。特にチョコレートはダメになってしまったのです」


次の日、苦笑いで話す私に
そうだったんですかと苦笑いで返す一号



「すみません…、何か無理させてしまって」

「いえ、一号は何も悪くないですよ。お気にならさずに」



頭を優しく撫でながら言うと一号はジッと固まって俯きます


「一号?」

私が思わず顔を覗き込むと

一号はいつになく顔を真っ赤



「ほぇええいっ!すっすみませんっ!!////」


無意識な言動に自分自身でがつい恥ずかしくなり

慌てて一号から離れます




「……/////」

「……/////」



口に手をあてて遠い目をする私に
目線を伏せながら恥ずかしそうな表情を浮かべる一号


「ちょ、ちょっと中庭でたっ煙草吸ってきます!」


その場の空気いてもたってもいられなくなった私は

一号を部屋に残し、慌てて研究室を出ます



しかし部屋に一人残された一号が嬉しそうに笑った笑みまでは確認出来ませんでした



(*´д`*)ミタカッタナァ
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