シュウ教授の怪しい研究室
謎のパーティー
「パーティーですか?」
それは関東に今年初雪を観測したとある日の出来事
研究室で中村さんと教授、三人でまったりしてる最中
教授がぽつりと話を切り出した
「学長主催のパーティーが今度の日曜日、午後六時からあるんです。それに私もお呼ばれしてるんです。良かったら一号もご一緒にどうかと」
「何のパーティーなんですか?」
「学長の気まぐれパーティーなので特に意味はありません。立食なので美味しい料理が腐るほど出てきて、最上級の牛肉ステーキがその場で焼かれ」
「――喜んでお供させていただきます」
美味しい料理!
最上級の牛肉ステーキ!!
これを見逃さずにはいられない!
と思った私は教授の誘いを即答で受けた
おおおお……
タッパーの持参はOKだろうか……!
「さすが一号。美味しい料理と最上級の牛肉ステーキにつられましたね。思惑通りです」
「なっ!////」
フフフ…と眼鏡を中指で直しながら不敵な笑みを浮かべる教授に
しまった!と自ら貧乏性をさらけ出してしまった自分を恥ずかしく思った