シュウ教授の怪しい研究室
五分後――
「中、入りますよ?」
「どうぞ……」
研究室を出た教授がゆっくりと扉を開ける
「……」
私の姿を見た教授の目が点になる
「ぐはぁあああ!!/////」
「教授!?」
教授は鼻に手をあてて部屋の隅でうずくまり
私は訳も分からずただ教授の背後からオロオロとするだけ
「貴方は全身凶器ですか/////」
そう言ってチラリと後ろへ振り返る教授の鼻には
赤く染まったティッシュが詰め込まれている
「って教授が用意したんじゃないですかっ!!//////」
黒のフリルがついたエプソンドレス
靴下は黒のニーハイソックス
頭にはフリルとリボンが大きめのカチューシャ
まさしくその姿は
アキバ系萌メイド姿だった
(*´д`*)イチゴウ、モエ~
( ̄ー ̄)フザケナイデクダサイ
(;゜ロ゜)…スミマセン
「って何でメイド服なんですかっ!?/////」
これ以上にない羞恥心に顔を赤面したまま聞く私
「以前、実験で使った事があって、自宅のクローゼットから引っ張り出してきました」
――どんな実験なんだ!?
しかも自宅保管してたのかよっ!
真顔で鼻血を垂らしながら話す吸血鬼は
どこか新鮮味を感じた