シュウ教授の怪しい研究室
「今日は学会仮装パーチィーに集まってくれて、マジThank you!!最後までみんな楽しんでいってくれよなっ!カモーンッ!!」
――っていうか、めちゃめちゃクラブのノリなんですけど
部屋の壇上には
何故かDJミキサーとサングラスをかけた謎の男
もう今が何故ここにいるねか
何しにきたのかすらわからずつい瞑想に耽る
「一号、ちょっと知り合いに挨拶してきます。あ、ちなみにステーキは一番壁際の調理コーナーにあり」
「はいは~いっ」
ステーキの言葉に一瞬で目の色が変わった私は
教授の言葉を最後まで聞くことなく調理コーナーへ一目散に向かっていく
室内にはアゲアゲのアップテンポの曲が流れ
ノリノリに踊る人もいれば
レイヤーさんを写真に収めるカメラ小僧の姿も
それは私のイメージしたかたっくるしい学会パーティーとは、一八〇度かけ離れた光景だった
といいつつも……
「五A最高ランクの和牛ステーキっ!!」
目の前の鉄板で焼かれるステーキに釘付けの私
ス~ハ~
いいかほりですなぁ……///
焼ける芳ばしい香りに浸っていたその時!