シュウ教授の怪しい研究室
「んっ……!////」
冷たい指先に一瞬体をびくつかせた私
こんな至近距離で教授に触れられるのはチョコ事件(詳しくは第六話)以来かもしれない
「まだ赤いですね」
ひんやりとした教授の手が
熱を持った頬を包み込む
その熱が傷みを伴う熱なのか
はたまた教授に触れられて体温が上昇してるのか……
「私の注意不足でした。すみません」
「教授だって縛られていたんだから…仕方ないじゃないですか……/////」
私はドキドキしながら上目遣いで教授を見つめた
二人の視線がぶつかって研究室に甘い雰囲気が流れる
眼鏡の奥に潜む教授の目がジッと私だけを捉えて離さない
わわわわっ////
めちゃめちゃ見つめられてる><////
異性にここまで見つめられては
テンパらない女性はいないと思う
いや、同性でも教授に見つめられたら
間違いなくアブナイ禁断の園へと誘われるだろう
「あの……、教授?/////」
見つめたまま何もしゃべらない教授に、思わず頭を傾げる私
その間も心臓はドッキンドッキン激しく鼓動したままだ
「一号は実験サンプルである以上、私の主要物です。誰一人触れることも触れられることも許しません」