シュウ教授の怪しい研究室
私の驚愕する姿にもキョトン顔の教授
震える手で札に手を伸ばしおもむろに取り出すと
中から現れたのは百人一グループになった諭吉達が、計三グループ
要するに三百人の諭吉達が私をお出迎えしたのだ
「ここここここここここんなにっっ!?」
今まで手にしたことない大金に目眩を起こし危うく気を失いそうになったが
足がもつれ、倒れそうになった私を教授が後ろからがっしり支えてくれる
「足りませんか?ならもう一クラス……」
「いやいやいや、もう十分ですから!!」
むしろこんなにもらって申し訳ない…
つーかこんなにいらないから!!!
「一号には体を張っていろんなことに協力してもらっているので、むしろ足りないぐらいなのです」
申し訳なさそうに話す教授に
いやいやいや!/////と首を左右に振りながら返す
後ろから抱き抱えられていることすら気にならないほど
完全に頭がお金に麻痺していた
「とりあえず今月分なので受け取ってください」
その笑みは眩しいほど輝いていた