シュウ教授の怪しい研究室
フフフ……
その時室内に響いた怪しい笑い声
「……」
息を飲むように、ゴックンと喉を鳴らしてお茶を飲み干すと
飲みましたね……と教授が小さく口を開いた
「もうこれでアナタは私から逃げられませんよ」
「えっ……っ!」
教授の言葉の後、突然体の中が急に熱くなってきた
胸のあたりが焼けるようにジリジリと
「早速仕事していただきました。このお茶にはちょっとした媚薬が入っていましてね、その効果を一号で試したのです」
媚薬……?
つーか………!
一号って何ーー!?
「仕事…?」
「ん?チラシに書いてありませんでしたか?仕事内容に人体サンプルと」
教授は口元をニヤリと上げながら
私にあのチラシを見せつけてきた
たしかに仕事内容のところに人体実験サンプル……
「っていかにも今書きました的な感じじゃないですかっ!」
達筆な殴り書きで人体サンプルと書かれた言葉は
明らかに油性ペンで偽装されたものしか見えなかった
「あれ?バレました??だって人体サンプルって明記すると誰も来なくて……」
――当たり前でしょ!