シンデレラ★バレンタイン
「俺にすきとか可愛いって言われるの、嬉しい?」
「……。」
ゆっくりと今までを振り返る。
会ったときはいつでも笑顔。
たまにへこんでいる時もあるけれど、それでも最後はいつだって笑顔。
そして降ってくる言葉はいつも…
『会いたかった』『大好き』『可愛い』
それに、私を『里穂』とこの上なく優しく呼ぶ。
真姫だって同じ言葉を口にするけれど、それとは少し響きが違う。
…それは声質とかそういう問題ではなくて、もっと本質的な部分において。
真姫の言葉は私を温かい気持ちにしてくれる。
それは貴也も同じ。でも貴也はもっと…
「里穂…?」
「そうね…嬉しいのかも、私。きっと、表情に出ている以上に。」
「そうなの!?」
「…そう…だと思う。貴也の言葉は真姫よりも真っすぐで温かいわ。」
その温かさが心地良い。
ただ自分だけを見つめてくれることも、優しい言葉を降らせてくれることも。
今となっては当たり前すぎて感覚が麻痺してしまっているのかもしれないけれど…でも、一つ一つが大切で、失いたくないもの。
「……。」
ゆっくりと今までを振り返る。
会ったときはいつでも笑顔。
たまにへこんでいる時もあるけれど、それでも最後はいつだって笑顔。
そして降ってくる言葉はいつも…
『会いたかった』『大好き』『可愛い』
それに、私を『里穂』とこの上なく優しく呼ぶ。
真姫だって同じ言葉を口にするけれど、それとは少し響きが違う。
…それは声質とかそういう問題ではなくて、もっと本質的な部分において。
真姫の言葉は私を温かい気持ちにしてくれる。
それは貴也も同じ。でも貴也はもっと…
「里穂…?」
「そうね…嬉しいのかも、私。きっと、表情に出ている以上に。」
「そうなの!?」
「…そう…だと思う。貴也の言葉は真姫よりも真っすぐで温かいわ。」
その温かさが心地良い。
ただ自分だけを見つめてくれることも、優しい言葉を降らせてくれることも。
今となっては当たり前すぎて感覚が麻痺してしまっているのかもしれないけれど…でも、一つ一つが大切で、失いたくないもの。