シンデレラ★バレンタイン
チョークの粉はパラパラとその場に落ちただけだったけれど、その中に混じった小さなチョークの欠片が一つだけ、瞬の顔に当たる。
「ってぇー!真姫てめぇ何すんだ!」
そう言いながら瞬が立ちあがってあたしの方に近付いてきた。
…う、ひ、怯むなあたしっ!
「しゅっ…瞬が爆笑するからでしょー!?」
「はぁー!?お前が面白すぎることすんのが悪ぃんだよ!」
「なーんですってぇー!?」
「遠野さん!服部くん!いい加減にしなさいっ!」
パシンパシン!
あたしと瞬の頭を先生が名簿表で軽く叩く。
「あいたっ!」
「てっ…!」
「まったくあなたたちはいつまで経っても落ち着きがないわね!
放課後、職員室まで来なさい。」
「え!?」
「はぁー!?俺もですか?」
「当たり前でしょう。」
「真姫のせいで俺まで…。」
「瞬…あんたねぇ…!」
「いーかげんにしなさい!もう一発叩かれたいの?」
「いえ。」
「も…もう間に合ってますっ!」
「遠野さんは早く答えを書いてください。その間に服部くんはチョークの片付け。」
「マジかよー…。」
「先生はマジです。さぁ早く。」
「はい…。」
「はーい。」
クラス中がくすくす笑う中、あたしはなんとか黒板に向かった。
「ってぇー!真姫てめぇ何すんだ!」
そう言いながら瞬が立ちあがってあたしの方に近付いてきた。
…う、ひ、怯むなあたしっ!
「しゅっ…瞬が爆笑するからでしょー!?」
「はぁー!?お前が面白すぎることすんのが悪ぃんだよ!」
「なーんですってぇー!?」
「遠野さん!服部くん!いい加減にしなさいっ!」
パシンパシン!
あたしと瞬の頭を先生が名簿表で軽く叩く。
「あいたっ!」
「てっ…!」
「まったくあなたたちはいつまで経っても落ち着きがないわね!
放課後、職員室まで来なさい。」
「え!?」
「はぁー!?俺もですか?」
「当たり前でしょう。」
「真姫のせいで俺まで…。」
「瞬…あんたねぇ…!」
「いーかげんにしなさい!もう一発叩かれたいの?」
「いえ。」
「も…もう間に合ってますっ!」
「遠野さんは早く答えを書いてください。その間に服部くんはチョークの片付け。」
「マジかよー…。」
「先生はマジです。さぁ早く。」
「はい…。」
「はーい。」
クラス中がくすくす笑う中、あたしはなんとか黒板に向かった。