すれ違う恋の行方
チャリで来ればよかった…

なんてことを考えながら一人夜道を歩いていると


『……』


途端に足が止まった。

目の前には、いかにも柄の悪そうな男の人が二人。

引き返そうかと思ったけど、この道を通らないと自分の家には帰れなかった。


あたしはなるべくその人たちと目が合わないように、足早でそこを通り過ぎようとしたけど…



「こんばんは!」

『っ…』



あたしの真横に、一人の男が並んできた。
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