すれ違う恋の行方
「今帰り?ちょっと俺たちと話さない?」


その男はあたしの肩に手を置くと、あたしの顔を覗き込んできた。


『ちょっ…離してっ…』


そう言って、その男の腕を振り払おうとしたけど


「そんなこと言うなよ~」


その男の手は、ビクともしなかった。


何…?
これが…男の人の力…?


「な~?」
『…っ』


あたしは怖くて
声も出なくて
その人と目を合わすことすら出来ないでいた。


「俺らとイイ遊びしよっか」
『ゃっ…』


ヤダよっ…
怖いっ…

誰か助けてっ!
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