すれ違う恋の行方
「美鈴は…秀のことが好きなんだろ?」

『え?何いきなり…』


突然後ろを振り返って、笑顔で聞いてくる春樹。

あたしは少し戸惑いながら、でもすぐに笑顔を春樹に向けた。



『うん…。秀のことが好きだよ…』



今なら言える。
春樹に向かってハッキリと…。


少し前のあたしなら、絶対に言えなかったけど…。

< 164 / 466 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop