すれ違う恋の行方
「「「おつかれーっ!!」」」


文化祭は無事に終わり
あたしたちは今、クラスでの打ち上げをしていた。


場所は居酒屋。
ここの居酒屋は年齢証明を問わないから気楽に入れた。


「やっぱ春樹狙いのお客、多かったよな」
「だって俺カッコイイし?」


と、アホなことを話しながら、春樹は男子の間で盛り上がっていた。

だけどすぐにその周りには女子が集まってきて、みんなここぞとばかりに春樹に話し掛けてる。


あたしはその姿をぼーっと見ていて
やっぱり春樹はモテるんだなって実感していた。


「気になる?」

『へ?』


突然横からミホが笑いながら聞いてきて、あたしは一瞬なんのことなのか分からなかった。

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