すれ違う恋の行方
それなのに春樹は


「さぁ、なんででしょうね?」


と言って笑うだけ。
あたしには、春樹の考えていることが分からなかった。


『なんも用がないんだったら帰るよ?』
「だめー」


と、あたしの腕をギュッと掴む春樹。
あたしは不覚にも、そんな春樹の行動にドキッとしてしまった。

< 217 / 466 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop