すれ違う恋の行方
『はぁっ…はぁっ…』


あたしは無我夢中に走った。

自分の家とは関係なしに…。


嫌だった…

自分が…。


ドキドキしてしまった自分が嫌だった。



どうしてもっと強く拒まなかったの?

どうしてキスなんかしちゃったの?


あたしは秀が好きなのにっ…。



『……っ…』



しばらくして、あたしは足を止めた。

一体自分がどこに向かっていいのか分からない。

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