すれ違う恋の行方
『あたしだって、あれは秀じゃないって思いたかったよっ!!
 何かの転んだ拍子だとか思いたかったっ…。
 だけどっ…』


どう見ても、一瞬だけの出来事ではなかった二人。

抱き留めるだけではなかった。



―アンタにあたしと同じ思いさせてあげる―



ふいに、北条さんのその言葉を思い出した。

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