すれ違う恋の行方
「お前、思い切り押す…」

『だ…めだって言ってんじゃんっ!!』


あたしは自分の口を押さえると、その場にすぐ立ち上がった。


『あたしは春樹の気持ちには応えられないって言ってるでしょっ!!』

「……」


口ではそう言ってるのに…

なんで…?


ヤバいくらい、心臓がドキドキいってる…。

ドキドキしすぎて、涙が溢れそうだよ…。



『お願いだから、こんなこともうしないでっ!!』



どうしてあたしは…


こんなにも春樹のことが好きなんだろう…。


 

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