すれ違う恋の行方
「責任とかそんなのいらない。
 俺は美鈴が笑っていてくれればそれでいい。

 それは別に……友達としてでも成り立つよな?」


『…っ…』



「美鈴が好きなのは…?」



秀はあたしの頬にそっと手を重ねた。

そして優しい瞳で覗き込む。

片目でも、その優しさは充分過ぎるほど伝わってきていて…
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