すれ違う恋の行方
「俺さ…二人のこと、同じくらい大切なんだわ。
 だから春樹にも本当の気持ちでぶつかってほしいわけ。
 俺はもうぶつかったから!!」


笑って秀はそう言ってるけど
本当はすごく強がりを言っていることが分かった。


だからこそ、これ以上止めてはいけない。

もうケジメをつけたはずだから…。



「じゃぁ…俺は退散するな。
 また明日学校で」



そう言って、秀は一人屋上から出て行ってしまった。


あたしと春樹二人を残して…。
< 447 / 466 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop