俺の苦手な甘い恋愛
「俺さ、中学時代に…その…えっと…女にだらしないって言うか…女癖が悪くて1度もちゃんとした女と付き合ったことないんだよ」
だんだん俯いている凜華を見つめる。
過去に自分がしたことすっげぇ後悔した。
「だから女の喜ぶこととか、知らなくて、その…好きって言うのだって、いつ言えばいいか…とか、なんて言ったらいいかとか、分かんなくてよ」
その瞬間、凜華はパッと顔を上げた
「えっ?じゃあ私のこと嫌いになってないの?」
真っ赤な目と真っ赤な鼻をして俺を見るから思わず
「ぶはっ」
吹き出してしまった…