好きになんかなるハズ無い!!
「ね、ねぇ洋夢……いきなり“つき合ってくれ”言われても………私…」


左手を右手で包み込み、ちっちゃい声で答える。


男嫌いでは無く、告白に対しての動悸が激しかった。


「ああ……大丈夫。返事いつでもいいし……嫌なら今断ってくれても構わないし」


洋夢の目は、車が行き交いヘッドライトで輝く道路を見ていた。


「な……イヤ、あの…考えさせてくれる?洋夢………」


私が言うと、洋夢が驚いた様にこっちを振り向いた。


「マジ?美名男子嫌いだし、その中でも特にオレ嫌われてるし、すぐ断られると思ったんだけど―――…」
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