好きになんかなるハズ無い!!
毎日洋夢と一緒に騒ぎ、明るい性格の慎之介が洋夢を睨んでる。


インパクトありまくりの光景に、自分の目を疑った。


「オレ等…さっきまで3人で話してたんだよ、視聴覚室で」


「皆寝てて、途中で洋夢が『トイレ行って来る』っていなくなって、慎之介とオレは帰って来たら驚かそうと寝たフリしたんだ」


後を続けた利晴のメガネが、月の光をキレイに反射していた。


「で、戻って来たコイツは、オレ等が寝ちまったと思い込んだのか、またすぐ出て行った」


利晴と洋夢の視線がぶつかり合う。


いつもの仲のいい雰囲気は、微塵も無かった。
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