好きになんかなるハズ無い!!
だからなーんーで、ため息つくのよーーーー!!


洋夢に到ってはもう3回目じゃない!?ため息つくの!!


「何よ!揃ってため息つかないでよ!いいし!私教室戻るから!!」


李子に『もう戻る』メール送ったのを思い出し、ズンズン扉に足を動かす。


星空を見た時の嬉しさや安らぎは、怒りのカバーに覆われていた。


「たくっ…腹立つわね………」


「腹立ってんのはオレ達の方なんだよ」


後ろで聞こえた利晴の声に、地面を踏みしめていた足が止まった。


「ハァ?どうしてアンタ達が腹立ってんのよ!!」


振り向きざまに睨む。
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