好きになんかなるハズ無い!!
何をやっているのか聞きたいのに、心臓がやたらとドキドキして、喋れない。


「美名……オレ、正直待てないかも。あまり待たせないでくれよ?」


洋夢はチョンと私の唇を突っつくと、笑って教室を出て行った。


残された私の手から、カバンが滑り落ちる。


「ア…ワワ……//////」


もはや唇だけじゃなく、顔全部が熱くなって来たーーーー!!


「フ…ファミレス、洋夢と1番遠い席に座ろう………//////」


ゆっくりとカバンを拾い上げ、Lieの後を追った。


私の“答え”は…………すでに半分出ている事にも気づかずに。
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