好きになんかなるハズ無い!!
慎之介が必死に“光合成”の説明をしてるのを眺めながら、私は今度はチョコケーキを食べていた。


小4の時から男嫌いの私が、女の子の李子は分かるけど、キラキライケメンを一気に3人も家に招いたもんだから………


『キャーーーー!!美名様が男の子のお客様をっ!!』


『な、どうなさったのですかお嬢様!?もしや熱でも……』


メイド、執事、シェフ…………一条家で働く全員が大パニックに陥ったのだった。


「いいか?理解したか?光合成の事!!小学生レベルだぞコレ!」


光合成を洋夢に説明し終えた慎之介は、グッタリ疲れ切っていた。
< 203 / 328 >

この作品をシェア

pagetop