好きになんかなるハズ無い!!
好きな人をこんなに不安にさせて、自分が情けないわよ………


洋夢の右手に、自分の左手を当てる。


時間が止まったかの様に、外からの音が全く聞こえなくなった。


「洋夢…私の答え、聞いてくれますか?」


「…………聞くよ。いい返事でも悪い返事でも」


李子……


私、いい恋出来たかもしれないよ………


乗せられた机から飛び降り、フワッと洋夢に抱き着く。


「美…名………っ!?//////」


テレた洋夢のパニックの声がカワイくて、フフッと笑みが零れた。





「私で良かったら……よろしくお願いします」
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