好きになんかなるハズ無い!!
メガネをかけ直した利晴がビシッと言い、利晴もグーを出す。


洋夢は利晴とも拳をコツンと合わせた。


「分かってる……2人共、ありがとう」


―――Lieの友情は、やっぱり簡単には壊れないものだった。


皆が私に告白した直後、ギクシャクした期間があったけど、頼んだらちゃんと仲直りしてくれた。


良かった…慎之介、利晴、本当にありがとう。


「ヤバッ……泣きそう……」


感動で目頭が熱くなってると、頭の上に手が置かれた。


顔を動かすと、李子がニッコリ微笑んでいた。


「ちゃんと…幸せになりなさいよ?美名」
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